毎年悩むアンサンブルコンテストの選曲。編成によってはなかなか曲が見つからないことも・・・
今回は金管編①と題してオススメの楽曲をご紹介します!
【金管3重奏(Trp・Hrn・Trb)】
最初に紹介するのは、
名もなき詩/作曲・広瀬勇人(出版・ブレーンミュージック)です。
スタンダードな3重奏の編成の楽曲です。
音域や跳躍など技術的な部分の難易度も易しく、取り組みやすい作品です。
中間部の力強さと優しさを表現する音色作りにこだわりたいですね。
次に紹介するのは
ホルン、トランペット、トロンボーンのためのソナタ/フランシス・プーランク(出版・チェスター・ミュージック)です。
金管3重奏と言えばこの曲を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
(筆者も学生時代に取り組んだ思い出があります)
音域も広く、技術的な部分も難易度が高いですが取り組みがいのある一曲です。
自身はピアニストでありながら管楽器の音色も好み、様々な室内楽曲を作曲しているプーランクの作品に是非触れてみてはいかがでしょう。
【金管3重奏(フレキシブル)】
次に紹介するのは、
トリオ・シャンソネット/福田洋介(出版・フォスターミュージック)です。
トランペット・トロンボーン・ユーフォニアムの3重奏がオリジナル編成となるこちらの楽曲は、2nd,3rdともにトロンボーン又はユーフォニアムでの演奏が可能となっています。
また3rdパートをオクターブ下げてテューバでの演奏も可能となっていますので、少人数バンドや編成に偏りのあるバンドで楽曲をお探しの方の参考になればと思います。
【金管4重奏(フレキシブル)】
次に紹介するのは、
3つの舞曲/ティールマン・スザート(出版・アルフォンス・ルディック(ロバート・キング))です。
ルネサンス期の作曲家スザートの作品より、◆ロンド ◆サルタレロ ◆パヴァーヌの3つの舞曲が取り上げられています。
様々な編成で演奏できるように作られており、トランペット/ホルン(トランペット又はトロンボーン)/トロンボーン(ホルン)/バリトン(トロンボーン又はテューバ)のようにカッコ内の楽器に変更が可能です。
楽譜の繰返し時には、楽譜に無い装飾音符を付けるのにチャレンジできると良いですね!
【金管4重奏(フレキシブル)】
閃光のアレグロ/江原大介(出版・ブレーンミュージック)です。
金管のフレキシブルアンサンブルとなっているこちらの曲は以下のようなパートが割り当てられています。
Part1◆トランペット
Part2◆トランペット又はホルン
Part3◆ホルン又はトロンボーン又はユーフォニアム
Part4◆トロンボーン又はバストロンボーン又はユーフォニアム又はテューバ
スピード感のあるカッコいい楽曲です。グレード表記より難しく聞こえる感もありますが、初級者もチャレンジできる楽曲かと思います。
まとめ
今回は金管3重奏、4重奏のオススメ楽曲をご紹介しました。
選曲の際のヒントになれば幸いです。
次回は「アンコン!選曲ガイド〜金管編②〜」と題して金管5重奏、6重奏のオススメ楽曲をご紹介します。
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